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2013年6月10日月曜日

ラジオで楽しむNHK将棋トーナメント

久しぶりにボーリングをしたら、3ゲームで右腕が上がらなくなりました。。
運動不足の会長です。
ちなみに沖縄ではカラオケよりボーリングのほうがメジャーだそうです。


さて、今日は”ラジオで楽しむ”NHK将棋トーナメントをご紹介。

NHK杯将棋トーナメント決勝戦 NHK ONLINE

毎週日曜日、午前10時20分から始まるNHK杯。
実家にいた頃は、父親が毎週これを楽しみにしていたのですが
父以外は誰も興味なし。
(サンジャポみたいな・・・)
と、毎週退屈な午前中だったのですが
今では録画して観るまでになってしまいました。。。

そんなNHK杯、決勝戦のみラジオでも放送しているのです。
しかも、ココ3年の決勝戦が盤面付きで再生できるという
ナイスなページまで用意されています。
NHKさすがっす!

リンクから行けるページは、去年の決勝戦「羽生対渡辺」
解説者は米長前会長、谷川現会長、ハッシーと最強の布陣。
将棋の内容も、そのまま定石になっているくらいの白熱した名勝負。

「やっぱり、盤面を見ていない、あるいは見れないという人を想定してしゃべりますのでね、将棋ファンだけでなくて、将棋を知らない人が聞いてて、おもしろいわね、とこういう女性が増える、増やす、そういう楽しみがありますね。 」--米長邦雄--


面白いのでぜひ聞いてみてください♪



2013年3月11日月曜日

会長コラム

会長の竹中のブログより全文転載します。
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「横国将棋サークル、その後 (3)」


久しく将棋サークルのことに関して書いていなかった。公式ブログの方も、忙しさにかまけて年末以来更新していなかったので、昨日立て続けに2本の記事を上げた。こちらにも、少し近況をまとめておこうと思う。

昨年の前期は、僕のブログを見て直接連絡をくれた数名で集まり、毎週図書館の一角でちびちび将棋を指していた。せっかく立ち上げたのだから、大々的に宣伝をしてメンバーをたくさん集め、横国で将棋の大会を開いたり、関東の学生で集まって将棋イベントを打ちたい…等々いろいろ妄想していたが、ポスターを一枚作るのがやっとだった。言うは易く行なうは難し。ただ、行なってしまえば、言う事にも説得力が出てくる。皆、将棋が好きだからというのもあったが、毎週ほぼ欠かさず活動することで、将棋サークルをやっているんだという実感は湧いてきた。

そして、後期に入り、ポスターを見て数名が新しく集まってくれた。図書館の一角も賑わい(?)を見せるようになり、将棋が好きな学務の職員さんとも仲良くなった。「公認サークルにしたら?」というアドバイスを頂き、知り合いの教授まで紹介してもらって、あっさりと年度末に公認サークルの承認をもらった。ある日は1年生の発案で慶応の文化祭に遠征、将棋部の出店にお邪魔して主将と仲良くなり、学生将棋連盟への加入を勧められる。後日、彼から聞いた学生将棋界の熱さにすっかり魅せられ、紹介された幹事に早速メールを送った。丁寧な対応があって、後日の幹事会で正式に連盟加入となる予定である。

更に、公認サークル化の手続きをサラッとやってくれた後輩が、生協の茶室を借りることを提案。事務の人と掛けあってくれて、来年度からは和室で将棋を指せることになった。図書館の一角もあれはあれで良かったけど(笑)


そんなこんなで、本年度は本格派文化系サークルとしてバリバリ活動していく予定。
大学生活も残り少なくなってきたので、悔いの残らないよう全力で駆け抜たい!
若葉会ロゴ2

2013年3月7日木曜日

王将戦観戦記!

リアルでの活動が忙しく更新が滞っていました。。。
ご無沙汰してます、会長の竹中です。

今回は、若葉会会員のN君が王将戦観戦のために栃木まで行ってしまったそうなので、せっかくだからと書いてもらった観戦記を掲載します。

と書いていたら、渡辺竜王が奪取を決めました…
文章は1週間前に貰っていたのですが…仕事が遅くてすみません(泣)
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 王将戦第四局を現地観戦してきました。大盤解説会に行くのは今回が初めてです。タイトル戦の雰囲気がどんな感じなのか以前から興味があったので、友人と二人で向かいました。

対局場のホテル花月までは、自宅から車で三時間半くらいかかりました。いろいろあってだいぶ疲れたため、なかなか指し手が進まなかった午前中は睡魔との戦いもありましたが、昼食休憩をはさんで局面が中盤戦に突入した頃には目も覚め、枝葉の変化まで詳しくわかりやすい解説を聞いていると時間が経つのがあっという間に感じました。

解説の阿久津七段によると、佐藤王将と渡辺竜王はトッププロの中でも珍しいくらいに読みが合わない二人だそうです。まあ初心者同然の私でもそれはなんとなくわかる気がします()

「次の一手」は84手目△5七歩に対する応手が出題されましたが、ここでの形勢は会場ではなんとなく先手持ちが多そうでした。もし75手目▲5六角から一直線に攻め合うと、先手が勝つとの解説があったからでしょうか(本譜のように曲線的に進めればまだ互角ですが)。実はこの▲5六角は、木村八段が大盤解説にて一蹴した手だったのですが、調べてみると好手だったようです。阿久津七段も解説ではいかに後手が粘るかを考えていて、先手持ちだったのではないかと思います。

しかしその後シンプルに進んで91手目▲6四桂と跳ねたところでは、形勢不明になっていました。後手からは常に△5九銀があり、また馬が自陣に効いていて後手玉は意外と耐えているとのこと。△7六桂の筋もあります。そこからの数手の間に大盤ではさまざまな変化が試されていましたが、やはり結論は出ませんでした。

面白かったのが93手目▲2二飛について、阿久津七段が「道場で子供たちがこの手を指したらちょっとケチをつけたくなる手(うろ覚えです)」と述べていたことです。というのも、飛車は強力な駒なのでできるだけ形を決めたくない。だからこの手は「他に手があるのでは?」と言いたくなる手らしいです。もちろん、渡辺竜王の指し手に文句をつけているわけではないです()

さて、本局のハイライトは97手目▲5七金でしょう。この手は棋譜中継のコメントでは有力視されていたようですが、大盤解説では全く触れられていなかったため、心底驚きました。この時佐藤王将の残り時間は2分と厳しく、△5二歩▲4七金と進んで馬を取り切り、急に先手の渡辺竜王が勝ちになりました。

終局後、両対局者ともに精根尽き果てた様子でインタビューを受けていましたが、その後すぐに大盤解説場に降りてきて簡単に感想戦をしてくださいました。佐藤王将は92手目△6二金で他に手があったのではないかと悔やんでいましたが、やはり△5九銀で難しかったようです。また渡辺竜王は97手目▲5七金を勝負手のつもりだったと述べていましたが、△6八銀成とされてどうかと思っていたようです(実際そちらの方がアヤがあったようですね)

 これで渡辺竜王が王将奪取まであと一勝となりました。私は渡辺竜王を応援していましたが、生で見るとどちらも頑張ってほしくなりました。感想としては、欲を言えば色紙か扇子が欲しかったですが()楽しかったです。第五局以降も名勝負を期待します。

2012年12月23日日曜日

追悼 米長邦雄永世棋聖

米長邦雄永世棋聖が69歳でこの世を去りました。
若葉会は出来たばかりのサークルなので、
特に思い出などがないことが、ものすごく残念でなりません。

今年は立川談志さんや、中村勘三郎さんなど
昭和の文化を担ってきた大スターの死が相次ぎました。
彼らの残したエピソードや、素晴らしい芸の数々は
彼らの死によって、再び多くのメディアが取り上げています。
ただ、とても残念なのは、
もう生で彼らを見ることが出来ないということです。

噺家も、役者も、棋士も
人間の喜怒哀楽を、全身全霊をもって伝えてくれます。
日本には本当に素晴らしい文化がある
もっと胸を張って、このよさを伝えていければなと思います。

米長会長、69年間お疲れさまでした。

2012年12月12日水曜日

将棋を教わるということ--感想戦--

本ブログも少しずつですが読者が増えてきたので、
今日は少し真面目なエントリーを書いてみたいと思います。

将棋は実力差がとても出やすいゲームです。
ポーカーや麻雀と違い、全ての情報がオープンになっています。

駒の動かし方しか分からない人は
矢倉や美濃などの囲いを知っている人に負けてしまいます。

囲いを知っていて、序盤は互角に折り返すことが出来ても
細かい歩の使い方や、飛角などを捨てて攻める方法など
手筋を沢山知っている人には、中盤で差をつけられてしまう。

最終盤まで若干のリードを保つことが出来ても、
たった一回のミスで攻めのスピードが逆転してしまう。

僕も本気で将棋を勉強し始めた昨年10月以降
千局以上は指して、何度も強い人の壁にやられてきました。
作戦がうまくいっても最後は負ける。
やっぱり悔しい、それでも続けているのは何故かを考えたときに
千駄ヶ谷の道場でやった、ある中学生との感想戦が浮かびました。

僕は初段で中学生は三段。
内容は途中で僕にミスがあり、形勢が逆転したということでした。
ここでこういう手を指されていたら、参っていましたと言いながら
ササッとその局面を並べてくれる中学生。
礼儀正しいだけではなく、とても分かりやすい指導でした。
機会があればぜひもう一回やりたい、教えて欲しいと、
強く感じたのを覚えています。


将棋はゲームですから、負けると悔しい、それは当然です。
しかし、勝てばいいというわけではないと思います。
それを教えてくれるのが感想戦です。
感想戦が上手な人とは、たとえ実力差があって負けることが分かっていても
何回でも対局したくなる。
感想戦が終わると、ちょっぴり強くなった気持ちになる。

ネット対局ではおざなりになってしまう感想戦。
顔が見えないからか、勝てばいいとなってしまいがちなのかもしれません。
しかしそれでは、初心者の人はいつまでも楽しめないでしょう。

一緒に強くなりたいですね、という気持ちが大事です。

2012年12月11日火曜日

将棋クエストで定跡勉強?


今日はスペシャルウィーク明け一発目の活動でしたが
総計15人も遊びに来てくれました!

つい先週まで、少ない日は4人くらいでやっていたので
盤が全然足りませんでした…
次回以降は気をつけます(._.)

Twitterでこんな呟きが転がってきました。
daichi
死ぬほど将棋のiPhoneアプリあるのに、対戦か詰将棋ばっかで、定跡叩き込んでくれるような実戦的なのぜんぜんない。
2012/12/11 19:30


なるほどたしかに。
定跡の勉強は棋書を読みながら駒を動かす!
に限るんですが、いやー、メンドクサイ

将棋大魔神から世界を救うべく
各地に散らばる定跡オーブを集める
「将棋クエスト(仮称)」
みたなゲームがあれば簡単に覚えられる…わけでもなさそう。

面倒でも、アナログに頑張る。
駒を動かす、自分で考える。
これが大事なのかもしれません。

2012年12月7日金曜日

将棋を楽しむ3つのポイント

昨年の今頃からiPhoneアプリがきっかけで将棋に目覚めた会長こと竹中です。
なんとなく将棋が流行っている
これから流行するのではないか
と感じていましたが、いくつかの数値を見るとこれはもう大ブームですね。

しかし、ルールはわかるし棋士のドラマはカッコイイけど
肝心の内容がさっぱり!なんだよ角換わり腰掛け銀って!
という人は多いかと思います。。。
そこで、初心者でも将棋が楽しめる&上達する方法を簡単に紹介します。
詳しいサイトやアプリ、書籍などは
おいおいアップしていきます。

1.プロ将棋を観戦!〜好きな棋士を見つける〜
見ているプロにも分からない複雑な現代将棋ですが、
ハイレベルな戦いも、細かい基礎の積み重ねがあってこそ。
コメントを見ると、狙っていることや
検討しているプロの様子などが書かれているので
ルールがわかればなんとなく楽しめます!笑
棋士はそれぞれ個性があって
同じ棋士ならなんども同じ戦法が現れるので
\よっ!待ってました/
歌舞伎じゃないですが、好きな棋士が出来れば
こんな声も上げたくなったりならなかったり。

2.詰将棋をやってみる〜スマホのアプリがオススメ!〜
将棋の解説がほんわか分かるようになってきても
▲3七銀に△4二銀▲4六銀△5七銀は
(1)▲5五銀や(2)▲4五銀~▲3四銀がある。
なんて符号を見るとめちゃくちゃ萎えますよね
そんなに頭の中で動かせねぇよっていう…
そこで詰将棋です!
無料のスマホアプリで十分です。
ポイントは「詰みまで読んでから一手目を指す」
最初は一手詰めの優しい問題からで大丈夫
これでだいぶ頭の中で駒が動くようになりますよ

3.いざ対局〜師匠やライバルを探す〜
将棋のいいところはアマチュアでも勝ち負け
嬉しさ悔しさを味わえること。
いい師匠やライバルが見つかれば
すぐに(3ヶ月くらいで)初段にはなれます!

若葉会には僕を始めとして数名の有段者
そして羽生さんも知らなかった初心者もいます(笑)
ルールがわかれば大丈夫
駒をパチッとやるのはそれだけで快感
ぜひ遊びに来てください。

また、ご用命があれば出張いたしますので
将棋を習いたい方はぜひご連絡を!


横浜国立大学将棋サークル若葉会
代表 竹中 陸
riijon(アットマーク)gmail.com

2012年12月1日土曜日

祝!渡辺竜王9連覇

ブログ持ち回り制が正式に決まり、少しだけ肩の荷がおりた会長です。

さてさてさて、先週の木曜日に竜王戦第5局を渡辺竜王が制し
見事9連覇を達成しましたーー!オメデトウゴザイマス!

定例の活動があった若葉会では、終盤戦を携帯で観戦していました。
持ち時間を使い果たし、秒読みの中繰り出される一手一手
近づく図書館閉館の時間…
そして図の局面で次の一手に一同驚愕

137手目6四玉まで

ここで1九角成!
働いてなさげな飛車が守ってるところにわざわざダイビングヘッドする
僕らの力ではほとんど理解出来ない手でしたが
この手で渡辺さん勝ちになっていたようです。恐るべし…
その後、パタパタと進みなんとか、閉館5分前に終局

丸山九段が食べていた温泉まんじゅうに影響されて
どうしても食べたくなった会長が買ってきた
饅頭をみんなでほおばり、疲れた頭を癒して
帰途につきました。